原作 斎藤惇夫作・岩波書店刊
『どうだい、一緒に船に乗らねえか ネズミに生まれたからには、海を見ねえで帰るって訳には行かねえだろう それに世の中にはおめえたちの知らねえことだらけだ ゾクゾクするような冒険や、ヨダレが止まらねえ程美味いもの それに一度見たら絶対に忘れられないようなきれいなもの 俺はな、全部を見てえんだ。全部を知りてえんだ だから船乗りを一生続ける なあ、おめえら、一緒に来ねえか』
町ネズミのガンバが、島のネズミをイタチの一族から助けるために、仲間とともに命がけの冒険へと繰り出す物語です。
仲間のためなら、勇気を出して困難に立ち向かう、町ネズミです。
マンプク・・・くいしんぼうの町ネズミ。ガンバと一緒に冒険にでかける。
ガクシャ・・・頭がいいネズミ。
ヨイショ・・・力が強いネズミ。
イダテン・・・足が速いネズミ。
忠太(ちゅうた)・・・島ネズミ。港に助けを求めにくる。
イカサマ・・・いつもサイコロを持っているネズミ。
ボーボ・・・・のんびり屋のネズミ。
潮路(しおじ)・・・忠太の姉。しっかり者。
ほかにもいろんな仲間がいるよ。
原作はこちら。
岩波少年文庫(岩波書店)の表紙(イラスト:薮内正幸)には、大きな海鳥。この鳥はどこに出てくるのでしょうか?
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